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コペンハーゲン旅行記2日目

二日目の朝。
YHで朝食を頼んでいたので、食券をもって食堂に行きます。
この食堂、壁がガラス張りでお天気が良いととても明るいです。天井にはちょうちんのような円形の電機がたくさんぶるさがっています。

朝食はビュッフェスタイル。チーズ、ハム、パン、ヨーグルト、シリアル、フルーツ、ジャム、バターそして飲み物はコーヒー、牛乳など。決してゴージャスじゃないけど、デンマーク人の朝ご飯にしてはかなり豪華かも。パンもチーズも自分で好きな厚さに切る、という完全セルフスタイルです。トースターもあり、パンを焼きたければ自分で焼くことができます。

朝食後、ベッドを片づけてチェックアウトです。10時チェックアウト。
そして、バスに乗って中央駅に向かいます。今日の目的は新カールスバーグ美術館 (Ny Carlsberg Glyptotek)、そしてカールスバーグのビジターセンター見学です。

新カールスバーグ美術館は中央駅から徒歩5分くらいのところにあります。大きな庭があり、ここでものんびりくつろげます。
今日は、日曜日なので、入場無料。このサービスが泣かせます。
入り口を入ると、南国をおもわせるような雰囲気。

こんな像がありました。
デンマークのKai Nielsenが作った、The Water Motherというもの。1919~20年にかけて制作されました。

Ny-Carlsberg

裏はこうなっています。

Ny-Carlsberg2

さて、いよいよ絵画鑑賞です。
ここの美術館には、Carl Jacobsenが集めたたくさんのコレクションがあり、エジプト、ギリシャ、ローマ帝国の彫刻、そしてフランス絵画を中心としたヨーロッパ絵画が豊富です。フランス絵画はゴーギャンのものがかなりありました。この中にはゴッホの作品、Landscape from Saint-Remyもあります。ゴッホの作品はこれ一点ですが、このためにわざわざ来た甲斐がありました。

Saint-Remy
(この画像はNy Carlsberg GlyptotekのHPより拝借しました)

あと、たけこが個人的に気に入ったのはDegasの彫刻。ダンサーを主なテーマにしており、ダンサーの肉体美をたっぷり味わえます。

さて、美術鑑賞をたっぷりしたあと、カフェでビールでも、と思ったのですが、なんか高級感?のただようカフェ
貧乏な私たちは、この足でカールスバーグのビジターセンターに向かいます。
まず、市庁舎広場に行き、そこからバスに乗ります。
18, 26, 6Aのどれかに乗って、Valby Stationの近くに行けばいいのですが、なにしろ降りる場所が分からない。仕方がないので、運転手さんに「Carlsberg vister centerに行きたいから、降りる場所を教えてくれ」と頼んでおきます。

バスを降りると、こんな建物が見えます。
Carls-factory

ここからビジターセンターまで約300mです。
到着すると、観光バスでのりつけている中国人?がたくさんいました。

さて入り口に行くとおばさんがパンフレットとビール無料券を2枚くれました。
これを持って、カールスバーグの見学です。

館内にはカールスバーグの歴史が展示してあります。
Carlsbegは1847年、J. C. JacobsenによってValbyの丘に創設されたビール会社です。
このCarlsbergという会社名はCarlの丘という意味です。

J. C. Jacobsenの息子(Car Jacobsen)はまた、父親とは別にビール会社を設立(New Carlsberg)。
1871年のことです。
しかし、長い目でみて二つのビール会社をやっていても意味がないと判断。両会社は1906年に合併しました。

さて、みなさんの中では「デンマークのビールと言えばCarlsbergにTuborg」と思う方も多いと思いますが、この二つの会社、実は同じ傘下にあります。

Tuborgは1873年、実業家らによってコペンハーゲンの北部にあるThuesborg estateの一部に作られたビール会社です。この会社は、さすが金持ちの会社、自分の港を持っていて、そこから世界各国にビールを輸出していました。この時代、デンマークのビールといえばピルスナー、というのが世界中に知られることになりました。

1894年、コペンハーゲンにある小さなブルワリー組合に加入。
1903年にはこのブルワリー組合とCarlsbergが利益も損失もシェアしようという協定を結びました。
1904年 デンマーク王室ご用達ビールとなる。
   (デンマークのモノで、王冠マークがついているものは王室ご用達を意味しています)
1970年、TuborgとCarlsbergは合併。 
1987年にCarlsberg A/Sと名付けられました。

さて、このCarlsbergですが、ビールで成功した富を自分の懐にいれることだけ考えていません。
Carl JacobsenはArtにも興味があり、美術品を買い集めては、さっき見学したNy Carlsberg Glyptotekを作って、格安に公開したりしています。

また、創設者のJ C Jacobsenは1875年に基礎研究や衛生管理のために、研究室を作りました。
1883年、世界で初めてラガー酵母の純粋培養に成功したのもこの研究室です。研究者の名前にちなんで、Saccharomyces carlsbergensis Hansenと名付けられました。
(ちなみに、ビールの発酵が酵母という微生物によるものだ、ということを発見したのはフランスのパスツールです。)
1976年Carlsberg Reserch Centerがオープン。60の研究室に150人が働いているそうです。

また、第1日目に見た人魚姫の像もCarl Jacobsenがバレエ「人魚姫」に感激して、1913年コペンハーゲン市に寄付したものです。

というわけで今ではすっかり大きくなったビール会社。
基礎研究にもたくさんお金をつぎこんでいる、スバラシイ会社です。
みなさん、機会があったらカールスバーググループのビールをたくさん飲んで下さい。
日本人の好みのビールですよ!

さて、見学が終わったら絶対外せない、ビールの試飲。
ここにはナント、Tuborg、Carlsbergの、全部で4種類のびーるから2種類選べるのです。(ビール駄目な人にはちゃんとソフトドリンクも用意してあります)
この選べるというのがいいです。AmsterdamのHeinekenでは3杯飲めたけど、ビールは一種類だけだったからね

たけこが選んだのは、CarlsのHvede(wheat beer)とTuborgのGuld。このHvedeは以前、どこかのカフェで飲んだのを紹介しましたが、これはマジ美味いです。
Tuborgのビールは、モルトがしっかりしていて充実感があるビールです。

試飲が終わった後、またまたはずせないお土産ショップ。
たけこはビール瓶が入るクーラーバッグ(夏にビールを持って海に行けるように)と栓抜きを購入。
友人は、Carlsbergのロゴで太陽のマーク(porter beerのラベルにある)がすっかり気に入り、グラス6個入りを購入していました。(うち、2個はたけこのアパートに置いてあります。)

帰りに見逃してはいけない、象サンの像を見学。
Carls-elephant

なんで象サンなのかよくわからないけど、CarlsbergにはCarls elephantという濃いビールもあり、何かの象徴なのでしょう。現在調査中。

さて、帰りは電車にのります。
バスで中央駅に戻ります。
途中、雨に降られてえらい目に遭いました。

中央駅でまず、キップを買います。
貧乏なので(シツコイ)、Reserveではなく、普通席の乗車券を買います。

駅でトイレにいくと、何故か入り口におばちゃんがパンツを売っています。
売りつつなんか監視している模様。
ここの洗面所で歯を磨いたり、洗髪したりしたら余計にお金を徴収する、ということで見張っているのです。
(いくらかは忘れました)

さて、サンドイッチを買って電車に乗り込んだのですが、どこにすわったらいいのか分かりません。
どうやら、私たちが乗った電車はIntercityの特急で、全席指定。あいているところがあったらすわれますが、リザーブしている人が乗ってきたらどかなくてはなりません。

席の上(荷物だな)のところに、どの区間がリザーブされている、というのが座席ごとに表示されています。
最初は空いている席にすわって、サンドイッチを食べていましたが、食べ終わって次の駅には人が乗ってきました。
しかたなく、別の席を探すも見つからず。荷物置き場(自転車や乳母車のスペース、そして簡易座席がある)のところにべた〜っとすわっていました。
そしたら、やさしいおじさんが、荷物をどけてつめてくれました。これで座席ができて座ることができました。
おじさん、ありがとう。

途中、この列車は橋をわたるのです。海の眺めのよいこと!
バスに比べたら高いけど、景色はやはり鉄道の方がお勧めです。

約3時間でオーフスに到着。
というわけで、2日のコペン旅行は終了です。
また行きたいです。

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