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オーフスにいます。その5 時間の流れ

デンマークで生活していると、時間の流れがとてもゆっくりしていることを感じる。また、仕事を何時間したからよいとか、身分の更新のときに、人より多く仕事をしている、ということが理由になることがない。結果主義であることは間違いないとは思うが、何時間働いたからよし、ということはない。だから、タイムカードもないし、バカンスもほとんどの人はしっかりとる。日本みたいに、有給休暇をまるまる消化すると冷たい目で見られることもない。

出張(バカンスを兼ねる)中でもとてものんびりだ。とはいっても今は研究費の申請でKnudをはじめとして皆目がいっていたが、Knudはそれがおわったら一日休暇をとって疲れをとることにするという。教授は時と場合によってはアーティストなどが集まって仕事をする、別荘のようなところで仕事をしている。日本だったら、タイムカードをおしてない=出勤していない=仕事してない、となるところがl、タイムカードがないからこんなこともできるのだ。その日やるべきことがおわればさくさくかえって自分の時間をすごす。

私の勤めているところ(日本)は、教員も職員もタイムカードでコントロールされていて、この日は何時間労働時間が足りない、などとクレームがくる(他の日に規定以上の労働をしてもである)。そうすると、いればいい、という人が増えると思われる。さっさと仕事を終わらせて帰宅するほうが、建物の電気代やガス代等の節約になるし、経済的である。教員は残業代が出ないが職員は残業代が出るので、全体の経営を考えれば、残業が少ないほうが、結果的にはより黒字に近くなるのでは?残業をたくさんやっているのは一見、一生懸命仕事をしているように見えるが、考えようによっては、仕事をさっさとやる能力に欠けていると見ることもできる。また、仕事が原因と思われるうつ病で、休職になる損失も防ぐことができるかもしれない。

もちろんデンマーク人もすべての人がさっさと帰るのではない。たとえば、デンマーク語学校で知り合った、ポーランド出身のIzabellaはコンピューターを使っての仕事でからだががちがちになるほど働いていて(ダンナのたちあげた会社ではたらいている)、今デンマーク学校に通っている余裕がないという。それでも時間を見つけてはヨガに行って身体を整えている。そのようなわずかな余裕もある。

たとえばテクニシャンが急病で一週間休んだとしても、ぎゃあぎゃあ騒ぐのは日本人だけだったりする。だが、そのおかげで早く帰って、ゆっくり休んだり、仕事についてゆっくり考える時間ができる。そういうわけで、デンマーク人はラボの誰かが休んでもぶつくさ言わない。

前に書いたかもしれないが、病欠はバカンスとは別にとれ、3日以上休む場合は医師の診断書があればよい。そいういうわけで、無理に熱を下げたり、そうでなくても体調が悪いまま仕事をした結果、より状態が悪くなって、結局病院にいく羽目になる、といういうことがない。体調が悪いときは遠慮なく休む、というのがデンマーク流だ。(結果、医療費の削減にもつながる)。私が腰痛でのたうちまわっていた時も、デンマーク人に「休めばいいのに」と何度も言われた。私がデンマークのラボの正規身分で働いているならそれもできるが、結果をだして帰国するdutyがあるため、休んでいる場合ではなかった。でも今思えば、思い切って休んで、Knudに仕事を丸投げしていてもよかったかもしれない。


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